同僚の学会発表や留学の話を聞いて、すごいと思う。その一方で、自分はこのままでいいのだろうかと焦る。家族との時間は大切にしたい。それでも、医師としてもっと成長したい。そんな迷いを抱えている先生に向けて、このシリーズを書いていきます。
家庭と仕事の間で迷うのは、どちらにも大切にしたいものがあるからなのだと思います。すぐに割り切れなくても、自分を責める必要はありません。
両立できたかだけで、一日を採点しない
仕事も育児も勉強も、予定どおりに進められたら理想的です。でも、診療が長引く日も、子どもが体調を崩す日もあります。ようやく机に向かえる時間になっても、疲れ切っていることもあるでしょう。
できなかったことを振り返るときは、その時間に何をしていたのかも思い出してみたいです。患者さんへの説明、家族の世話、翌日のための休息。予定していた勉強とは違っても、必要な時間だったはずです。
自分一人の工夫だけで抱え込まない
もう少し効率よく働けば、朝早く起きれば。そう考えることもあります。ただ、睡眠や休息を削り続ける方法には限界があります。
送迎や当直、学会に参加する日の分担など、調整したいことを家族や職場に具体的に伝える。そのときは、パートナーの仕事や休む時間についても一緒に話す。希望を察し合うだけでは分からないことがあります。
続ける量は、その時々で変えていい
このブログのモットーは「継続は力なり」です。だからこそ、毎日同じ量をこなすことだけを継続の条件にしたくありません。
論文を読む余裕がなければ、気になった疑問を一つメモする。しばらく離れたら、余裕のある日に調べ直す。休んだ後に戻ってくることも、長く学ぶための大切な一歩だと思います。
いま大切にしたいことから考える
家族との時間を増やしたい。手術を学びたい。研究を続けたい。少し休みたい。まずは、その希望を自分が認めてあげてよいのだと思います。
今日の配分を、一生変えられない決定にする必要はありません。家族の状況や自分の希望が変わったら、また相談して考え直す。このブログも、答えを出した立場からではなく、同じように考える場所にしていきたいと思います。
家庭とキャリアを考えるシリーズ
家庭も医師としての成長も大切にしたい先生へ。一つずつの迷いについて考えています。


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