今日は論文を一つ読むつもりだった。けれど、仕事を終えて帰宅し、家のことを片づけたら、もう眠る時間になっていた。そんな夜に「また何もできなかった」と感じる先生もいるかもしれません。
勉強したいと思っているからこそ、できなかったことが気になります。その気持ちを大切にしながら、翌日まで自分を責め続けずに済む方法を考えてみたいです。
できなかった理由を、性格の評価にしない
急な対応で仕事が延びたのか。家族の用事があったのか。疲れが強かったのか。理由を具体的に書くと、「自分は意志が弱い」という大きな結論から少し離れられます。
予定どおりに進まなかった一日だけで、医師としての姿勢まで決まるわけではありません。今日使えた時間と、予定していた量が合っていたかを見直すところからでよいと思います。
余裕に合わせて、学びの入口を変える
時間がある日は論文を読む。少ししかない日は、診療で気になった疑問を一つメモする。疲れている日は、翌日調べる項目だけ残して休む。
小さな行動でも、次に取りかかる場所が分かれば再開しやすくなります。ただし、メモをした日まで「毎日の義務」にしなくて大丈夫です。何もせず休む日も含めて、続け方を考えたいです。
読めなかった分を、すべて翌日に積まない
月曜に読めなかった論文を火曜へ、その火曜の分も水曜へ。そうして予定だけが増えると、机に向かう前から気が重くなることがあります。
次に時間が取れたら、今いちばん必要な一つを選ぶ。以前の予定は、必要なら組み直す。読む候補の一覧と、必ず終える仕事は、分けておいた方が気持ちが楽になるかもしれません。
継続は、戻ってくることも含めて考える
毎日欠かさず進める人を見ると、同じようにできない自分が気になることもあります。でも、長く医師として働く中では、学びに使える時間が変わる時期があります。
休んだ後に、また一つ調べてみる。前に分からなかったことを読み直す。その積み重ねも大切にしたいです。今日は勉強できなかった。だから今日は休み、次に取りかかれるときの入口を残す。それくらいの一日があってもよいと思います。
家庭とキャリアを考えるシリーズ
家庭も医師としての成長も大切にしたい先生へ。一つずつの迷いについて考えています。


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