夫婦それぞれのキャリアをどう相談するか。共働き医師の家庭で考えたいこと

共働き整形外科医のキャラクターがパートナーと家庭やキャリアについて相談するイラスト 医者の働き方

学会、当直、異動、大学院。医師の仕事には、家族の生活にも影響する選択があります。夫婦それぞれに大切にしたい仕事があるとき、どちらの予定を優先するかだけでは、話が進まないこともあるでしょう。

相談の目的は、一度で完全に公平な答えを出すことより、二人の希望と負担を見えるようにすることだと思います。

予定と一緒に、希望も伝える

「来月の学会に行きたい」だけでなく、「今の研究について直接相談したい人がいる」と理由も伝えてみる。相手にも、実現したいことや困っていることを聞く。

希望を話すことは、相手にすべて譲ってもらうこととは違います。お互いの希望が分かって、初めて調整するための材料がそろいます。

目立つ仕事以外の負担も並べる

送迎や食事の準備に加えて、園からの連絡、持ち物の補充、受診の予約、急な呼び出しへの備え。予定表に書かれにくい用事もあります。

今週誰が何を担当するか、担当できなくなったときはどう連絡するかまで確認しておく。「手伝う」だけでは分担が曖昧になることもあるので、判断や準備を含めて任せられる範囲を話すと、相談が具体的になります。

引き受ける量と、見直す日を決める

片方が忙しい時期に、もう片方の負担が増えることはあると思います。そのときは「しばらくお願い」で終わらせず、いつまでか、何なら担当できるか、いつ話し直すかを決めておきたいです。

例えば「学会までの2週間は夕方の送迎をお願いしたい。その間、朝の準備と週末の買い物は担当する。学会後の日曜日に分担を見直そう」と伝える。これは一例ですが、期限と担当があると、変更も相談しやすくなります。

仕事の予定と同じように、休む時間も確保する

仕事の機会だけでなく、一人で休む時間や睡眠についても確認したいです。休む余地のない分担は、長く続けるのが難しくなります。

話す余裕がないほど疲れている日は、まず急ぎの予定だけ確認して、落ち着いて話す日時を決めてもよいと思います。相手を説得するためではなく、二人で続けられる暮らしを考えるために、何度でも相談していきたいです。

家庭とキャリアを考えるシリーズ

家庭も医師としての成長も大切にしたい先生へ。一つずつの迷いについて考えています。

  1. 家庭もキャリアも大切にしたい。迷いながら働く医師向け
  2. 同期の活躍を喜びながら焦ってしまう医師へ
  3. 夫婦それぞれのキャリアをどう相談するか。共働き医師の家庭で考えたいこと
  4. 勉強できなかった日の自分を責めない。忙しい医師が学びを続けるために

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